受験×勉強×塾

初めまして!学習塾の中で教育に携わる「現役塾講師」の一人として、受験関係の話を中心に、塾の先生としてのあり方や良い塾の選び方、また勉強の方法などを日々考えています。自分にとっての戒めにもして日々精進…!記事タイトルの「」は塾業界等、『』は塾のリアルについて書いています。

コロナ倒産の真価×「詩」×国語の成績アップ

こんばんわ。

コロナ関連の倒産が300件以上。

そのうち6月が最多で110件以上らしい。

段々と影響が大きくなってきているのはもちろんだけど、

ここに入っていない倒産や閉店を含めたらそんな件数では済まないと思う。

 

ちなみにこの中に学習塾業界は入っていない。

思っているよりも業績が悪くなっていないということなのか、

まだ耐えられているだけなのか。

恐らくだけど例年に比べて4〜6月の入塾者・問い合わせ者は激減しているはず。

こんな時に行きたがらないのは仕方ない。

Zoomとかでのオンライン系をうまく使った塾は別かもだけど。

もちろん東京都の休業要請2回目も来てもおかしくない。

真価が問われるのはもう少し先ってことなのかな…。

塾として出来ることをしっかり考えていかないと。

 

それはさておき。

今日の国語の授業。

4年生に「詩」のイメージをさせるのってすごく難しい。

中学受験を踏まえると、「詩」が出る学校は少なくなった。

女子校だったり、筑駒とか青山とか日大(日吉)とかは毎年出てた気がするけど。

割合としては大分少なくなっているので対策の必要性も何とも言えない。

 

ひとまず最低限の表現技法や形式を例と共に教えていく。

「直喩・隠喩」「擬人法」「倒置法」「体言止め」「反復法」「対句」

「口語詩」「文語詩」

「自由詩」「定型詩」「散文詩

「連」

 

・・・そりゃこんなに頭にいっぺんに入らないよね。。

「叙景詩」「叙情詩」「叙事詩」は諦め先に進む。

 

だけど詩を読んでも情景が浮かんでない。

「雪の下の植物のおしゃべり」とは?

「鋭い矢」が表現しているものは?

など、そのままの意味で捉えてしまう。

僕の頭の中のイメージをどう伝えていくかが本当に困難。

ヒントの部分を教えるのはもちろん、

絵を描いてみながらすすめて少しずつ伝えていく。

 

不思議なもので1つわかると次の詩でも何となく読めたりする。

そういう子どもの成長って見てて面白い。

そして説明がうまくいったのかなぁと思って期待して、

3つ目の詩で全て裏切られる。

まさに一進一退。

 

わかったのは、「言葉」の世界を広げることが、

小学生にとってはとても大事だということ。

自分の持つ経験と言葉はつながっていきます。

ぜひご家庭で色んなものを見せてたくさん話を聞いてあげて欲しいなと思います。

それこそが国語の能力を上げる1番の近道だと思います。

 

明日も頑張ろう。

ありがとうございました。