受験×勉強×塾

初めまして!学習塾の中で教育に携わる「現役塾講師」の一人として、受験関係の話を中心に、塾の先生としてのあり方や良い塾の選び方、また勉強の方法などを日々考えています。自分にとっての戒めにもして日々精進…!記事タイトルの「」は塾業界等、『』は塾のリアルについて書いています。

コロナ×勉強の極意×才能と努力

こんばんわ。

コロナの人数がえげつない感じになってきましたね。

「検査数を増やしているから」「重症者は少ないから」

と論点をすり替えていますが、

もっと真剣に対策を考えるべき事案なはずです。

経済的な面を何とかしないといけないのは確かですが、

それならそもそも人数なんて発表しなければ良い。

散々人数で煽ってきたなら、それに対する責任は取るべきだと思います。

心理的に限界を迎えつつあり、いつ崩壊してもおかしくはない。

そしたらもう経済どころの話ではないと思います。

大雨も大変な被害になっていて、

下らない責任争いよりも、もっと国としてしっかり動いて欲しいです。

 

 

長くなりすぎましたが、

夏期講習前の状況。

6年生の算数の成績に変化が出てきました。

一番伸びている生徒は、

聖光・慶應は8割くらい、芝・サレジオ攻玉社・市川は9〜10割取るように。

5月過ぎでようやくプラスワン問題集ギリギリくらいのレベルだったのに…。

指数関数的な伸びをしてくれています。

本当に子どもの成長に驚くばかりです。

 

一方で伸び悩んでいる生徒もいます。

下剋上算数」をひたすら解いているものの、

首都圏模試でも偏差値50に乗らない。

毎回真面目に解いているはずだし、60回くらいまでは何度も解いている。

それなのに模試では解けず悩んでいる。

 

今日、たまたま後者の保護者と話す機会があり、

その中で聞かれたのが

 

「何がそんなに違うんですかね?」

 

という質問。

正直、めちゃめちゃ答えづらい質問だと思う。

「才能」と言ってしまえばそれまでの部分を感じる瞬間は正直ある。

そんなものは関係ないという人がいるかもしれないけど、

各生徒が持つ力の差はやっぱりあると思う。

 

だけど、それはそれ。

 

少しでも出来るようにさせるのが塾の先生だし、

保護者も当然それを望んでいる。

頭の出来とかそんな言葉で納得いく人はいないと思う。

 

 

僕の今日の答えは、

 

「問題を楽しんで解いているかどうかだと思う。

 出来るようになっている子は、正解したら嬉しいし、次の問題を楽しそうに解いている。

 間違っていても何度も立ち向かっている。恥とかも関係なく。」

 

ということを「本気」で伝えた。

保護者の方もなるほどなぁと仰っていた。

 

僕個人としてはこの「楽しさ」が勉強にとって一番大事だと思う。

これがあれば、自力の差も埋められる。

 

結局のところ、

才能がある人が「1を聞いて10を知る」というのなら、

才能がなくても1を積み重ねて、10倍努力して、同じ10になれば良いわけで。

1回に0.1しか積めないなら100倍努力すれば10になる。

思っていたよりずっと単純。

それが出来ない、やりたくないなら目標を変えるべき。

 

そもそも受験だけを考えれば、

別に1位にならなくても合格枠に入れば良い。

思っているよりずっと楽。

そして入ってからまた伸びればいい。

 

だったら道中楽しく行った方が絶対良いと思う。

その楽しさをちゃんと伝えられるようになりたい。

そしてそれは「本気」でこそ伝わるものだと思うから、

明日も全力でぶつかりたい。

ありがとうございました。