期末考査×コロナ禍の大学入試×共通テストのまとめ
本日、高3の生徒の期末の成績が返ってきた。
生物は平均以下かもしれないけど、
その他の科目はひとまず平均以上。
8割超えた科目が3つあり、恐らく評定も5段階で3の後半〜4を取れそう。
高1の時は3.1とかだったからだいぶ伸びたと思う。
おかげで推薦の枠に入れそうということで自分も一安心(結果は6日だけど)。
よくがんばったなーと本当に褒めてあげたい。
一応コロナの中でも大学受験の推薦については行うみたい。
要綱が出るのが遅かったり、いろんな配慮があったりで通常とは違うけど、
それでも推薦枠自体がなくなるような事態にはならなく、安心だ。
今の大学受験の状況的には推薦の割合がどんどん増えているのが現状だけど。
まぁそれでも今年だけはどうなるか読めなかったから、
受験生にとっても安心に違いない。
大学受験で言えば、
「共通テスト」の受験案内が大学入試センターの方に先日アップされた。
まずは日程。
①1月16日・17日
②1月30日・31日
いずれかでの受験。②はコロナ対策で、
「学業の遅れが出ている学校」で学校長に認められた場合に受験が可能となる。
例年ある特例の追試験は2月13日・14日。
②の日程だと薬学部とか早い学部はもう一般入試始まってるんじゃないかな。
追試験は尚更私立の学校で被る学校が多すぎる…
国公立組以外は受ける必要ないんじゃないかな、と思う。
そして②の生徒たちは「学校の授業の遅れ」があったとしても、
センター系の対策は1月には塾でとっくに終わっているはずだから、
単純にその分有利になってしまい、①の生徒たちとの公平感が薄くなると思う。
②の子たちの方が①の子たちよりも1回分過去問は多いことになるわけだし。
何だか納得いかない。
私立目指している生徒なら②の方が不利になると思うけど。
「センター用の勉強」と「一般用の勉強」は違うし。
2回に分けるとセンターリサーチとかも出るのが遅くなるから、
抑えが取れるのか分からないままの受験になると思うし、
受験生の負担はとても大きい。
みんなをそろえてテストする事に意義があるんじゃないのか…
さらに変更点がいくつか紹介されている。
①問題の質の変更。これは方針を後で読もう。
②数学①の時間が60分→70分に変更。数学②はそのまま。
③理科②での選択問題廃止。
④英語の名称が英語(リーディング)に変更となり、
「発音・アクセント・語群整序」を単独で扱う問題は出ない。長文メインって事。
⑤リーディング100点+リスニング100点に。大学にもよる。
⑥リスニングは第1・2問は2回、第3〜6問は1回流す。
⑦「段階表示」の提供。科目別得点だけではなく9段階で設定。
⑧「一般入試」→「一般選抜」、「AO入試」→「総合型選抜」
「推薦入試」→「学校推薦型選抜」と名称が変更される。これいる?
当然だけど大きな変更がたくさんある。
特に「段階表示」は今までと勝手が変わる。
「スタナイン」方式での換算となり大学にその結果が送られるらしい。
簡単に言えば、受験生を4.7.12.17.20.17.12.7.4%の群に分割し、
科目毎に低い方から順に1〜9までに換算する方式らしい。
何か内申みたいですね。
同じ点数の人がたくさんいた場合などはどうするんだろう。
別に素点だけで問題はない気がするのだけど。
いわゆるセンター試験利用入試が複雑な事になりそう。
また、志願票を書く時点で、
科目選択等が必要になるため、
出願の9月28日〜10月8日の間までには、
どの大学の「共通テスト利用型入試」を使うのか考えておかないと、
後手を踏む事になる。
夏期講習が通常通りできていない今だからこそ、
この辺りをしっかり考えておくよう促していきたい。
色々考えることがいっぱいだ。
長くなってしまったのでこの辺りで。
ありがとうございました。