夏期の進歩×メモリーチェックの意味×掲示とモチベーション
夏期講習が三週目を迎えました。
コロナが収まるところを知らないため、
相変わらずの昼まで学校→夕方授業の流れ。
もちろん対面での授業ができているだけで十分ありがたいと思いつつ、
やっぱり「夏期講習感」はここまで来ても感じない。
非常に難しい…が少しずつ変化は出てきた気がする。
受け持っている6年生の受験生達の理科の授業の中で、
最初の15分で「メモリーチェック」の暗記テストをやるようにしている。
基本的には3章分覚えてきてテストで、
2ミス以内なら合格というごくシンプルなルール。
結果はひたすら壁の表に書き込んでいく。
最初は受からない方が多く、嫌がっていた生徒も、
3週目に入り、自分たちからどんどん受けたいと言い出し、合格も増えてきた。
少しは意識が変わってきた証拠だと思っている。
そしてこの変化を活かせるかどうかで、
子どもを伸ばせる先生なのかどうかが決まるのではないかと思う。
明日、次の一手を打たないといけない。
そもそも「メモリーチェック」を覚えきることでどうなるかというと、
中堅レベル(R4偏差値55くらいの学校まで)の理科での合格平均点超えが安定する。
もちろん解けないものもあるけれど。
それでもこれを覚え切れば基本はしっかり抑えられる。
もう少し上のレベルに行きたければ、「コアプラス」の内容を覚えきる。
あとは実戦問題をひたすら解いていくことで、
受験理科はある程度完成させられる。
「武器」にするにはもう少し努力は必要だけど。
ともかく、夏の間にメモチェレベルを覚えきることが受験理科では必須だと思う。
それと表を壁に貼っていくことは、
子ども達のモチベーションに大きくつながる。
保護者の了承や塾の方針もあるのは確かだが、「見える化」をしていくことは必要。
特に受験に関しては必要だと思う。
ただし、その際にも注意はあって、
「みんながヒーローになれるように」
「誰かの悪口にならないように」
あくまで管理と全員のモチベーションを考えた上での表にしないと、
ついてこない生徒が出てしまい、悪い影響が出る。
だからただ単に点数や合否だけを表に表していくのは良くない。
頑張った人が全力で喜べて、
やってない人がしっかり反省ができるような見せ方。
この辺りは気付かれないくらいに、いつも気を遣っている。
他にも掲示物一つをとってもテクニックはたくさんある。
「子どものための配慮」ができる塾がぜひ増えてほしいと思う。
さて明日もまた本気で頑張ろう。
ありがとうございました。