川崎予備校廃業!?×責任の取り方×「塾」として
本日は個人的にすごく驚いたニュースのご紹介。
「川崎予備校が廃業」
川崎予備校は中学受験・高校受験を専門とし、
川崎駅から徒歩6分のところにA館〜C館まで3館で20教室以上を構え、
「京浜地区で有数の実績を誇る、知る人ぞ知る進学教室でありたい」
というコンセプトの下で、
クラス担任制だったり、面倒見の良さであったり、
たくさんの良さのある塾だと思います。
実際、今年の中学入試でも61名の受験生で、
開成や聖光、慶應、洗足、浅野・・・を初めとして、
たくさんの合格を勝ち取っています。
高校入試でも、横浜サイエンスフロンティアや早高院、慶應・・・など
数多くの実績を残しています。
そんな塾が、今年の8月29日を持って突然の廃業。
夏期講習が終わると同時に辞めるということで、本当に驚きました。
栄光でもあった、「受験生どうするんだ問題」については、
早稲田アカデミーが現在の講座の一部を引き継ぎ、
更に足りない分は早稲アカの別の講座を薦める形を取るらしい。
詳しい説明会が8月10日。
廃業前に、子ども達のためになんとかしようと画策しているのはちゃんと伝わる。
「66年」の歴史が紡ぎ出したものであると思う。
一応、早稲アカのM &Aではないとの記載もあった。
コロナ禍での対応もしてたみたいだけど、
どうしようもなくなってしまった部分があったのかなと思う。
値段面では結構高めな塾でもあるし。
でも栄光ゼミナールと違って真摯な態度は伝わる。
こういう積み重ねが信頼に繋がっていくはず。
同じ塾業界にいる身として、
最大手以外は、真摯に向き合わないと塾自体が危ないということ。
「面倒見」を売りにする場合の覚悟をしっかり負うべきであること。
「大きくすること」よりも「一人ひとりを大切にすること」をちゃんと考えること。
情報面など含め提案力をつけること。
値段面含め、保護者はとてもシビアに考えてくださっていること。
この辺りを今回の事例から学んで、
常に意識して日々の行動をしていかないといけないと思う。
結局のところ、塾が支払うべき対価は「勉強できるようにすること」であり、
わかりやすく言えば「成績アップ」「合格」である。
その当たり前が出来なくなったら塾としては成り立たない。
生徒にとってだけ「いい」塾ではダメですね。
ただ楽しいだけだったり、きちんと叱ってくれなかったり、
そういった部分でも判断はできると思う。
先生側はあぐらをかかず本気で頑張らないといけないですね。
改めて意識しようと思ったニュースでした。
ありがとうございました。