受験×勉強×塾

初めまして!学習塾の中で教育に携わる「現役塾講師」の一人として、受験関係の話を中心に、塾の先生としてのあり方や良い塾の選び方、また勉強の方法などを日々考えています。自分にとっての戒めにもして日々精進…!記事タイトルの「」は塾業界等、『』は塾のリアルについて書いています。

「緊急事態宣言の効果」×「正しい勉強法と心構え」×「塾選びと先生の見極め」

「緊急事態宣言」が発令され3日。

前回の宣言とは違って、正直あんまり効果は実感できない気がする。

もっと閑散としていたような…

通勤電車はこんでいるし、スポーツも普通にやっている。

政府に緊張感も責任感も見られず、

身を切らない、後手後手の政策を前に国民側も協力感は今ひとつ。

これはやると決めたら中途半端じゃなくて、

やりきらないと意味がないということ。

同時に、先を見据えた行動が必要なのはもちろんのこと、

合わせて「こうしたらどうなる」という意識の共有が必要だと思う。

 

 

これは勉強でも一緒な部分がある。

何より大事なのは「自分ごと」にすること。

そのためには先生からの一方的な授業ではなく、

目標を明確にして自分で責任を持って進んでいくこと。

進んだ先がどうなっているかを知っておくこと。

これが「覚悟」に繋がり、

頑張った人だけに臨んだ「未来」が待っている。

 

 

ただし、勉強はすぐには成果が出ないものであり、

いつ「伸びる」瞬間が来るかもわからず人それぞれ。

その一方で「いつまで」続くかわからない世の中の問題とは違い、

受験勉強にはタイムリミットが明確に決まっている。

だからこのことに気付くのが遅くなれば遅くなるほど、

間に合わなくなる可能性が大きくなる。

 

一刻も早く「やらされている」勉強から脱却をしないといけない。

 

そう考えると、

「授業」をして「知識」を伝えるだけの先生は、レベルが低いのだと思う。

それは最低限のことをやっているに過ぎないから。

普段からきちんと見通しを立てていて、

「子どもをどう成長させていきたいか」が授業や関わりを通して、

明確に伝わってくる先生がレベルの高い先生なのだと思う。

少なくとも成績にこだわるのが最低限必要で、

その部分を蔑ろにしている授業は自己満足の授業になりがち。

子どものことを考えて、

必要なタイミングで「怒る」ことがない授業も意味がないし、

怒っていても子どもに伝わっていなければ意味がない。

子どもからの話で伝わる部分であり、

保護者からすれば塾の見極めにつながる部分。

慢心せず常に切磋琢磨をして、意識しないといけないと思う。

これは塾の先生が取るべき「責任」だと思う。

僕自身も改めて気を付けていかないと。

 

 

中学入試では、埼玉受験が始まり、いよいよ幕を開けた。

埼玉受験の人数はそこまで減っていない。

千葉受験は東京入試の「2週間前」がネックになっているのか、

少し人数が減っているようにも思う。

ここまでやるべきことをやってきたなら「自信」を持って進むだけ。

もし足りていないのなら「戦略」を立て直すだけ。

信頼できる塾の先生に巡り合えていれば少し楽になるけど、

「選択」は自分がするしかない。

 

「頑張れ」という言葉ほど無責任な言葉はないから、

その言葉をかけたくはない。

だけど、

出来ることなら全ての受験生に幸が多いことを祈りたい。

ありがとうございました。