受験×勉強×塾

初めまして!学習塾の中で教育に携わる「現役塾講師」の一人として、受験関係の話を中心に、塾の先生としてのあり方や良い塾の選び方、また勉強の方法などを日々考えています。自分にとっての戒めにもして日々精進…!記事タイトルの「」は塾業界等、『』は塾のリアルについて書いています。

「成績を伸ばす塾」×「体験授業と見る視点」×「塾選びと感謝」

本日はお礼から。

2記事くらい前の話ですが、お陰様で区切りの60000PVを達成。

更新が中々出来ていなかった中なので感謝しかない。

本当に「誰かに見てもらえている」というのは、

とても勇気をもらえるし、モチベーションにもなるのだと実感する。

 

これは子どもが相手でも一緒で、

「自分」のことをしっかり見てくれているかどうかで、

やる気は大きく上下するし、成績や伸び具合にも大きく関わる。

しかも大人に比べて子どもはその感性がとても敏感。

自分に対して好意的に見ているかどうか、

ちゃんと自分を見てくれているか、

そういったことに大人以上に気付く。

だからこそ、自分の好きな先生が出来ると成績が突然伸びる事もあるし、

逆に嫌いな先生の科目はそのまま苦手になってしまう事も多い。

 

「認められたいから」

という単純な理由が、受験においては、大きな武器になり得るのだ。

 

塾の先生側は、ここを引き出さないといけない。

「学校の先生」とは違った側面を見ることができるはずなのだから。

授業の巧さ、知識量、寄り添い方、褒め方、叱り方・・・

いくらでも子どもからの信頼を得るために出来る手段やすべき行動がある。

その1つ1つを見て「自分を見てくれているか」判断している。

全部の能力に秀でている必要はないけれど、

自身の武器や得意分野をきちんと理解し常に磨いていくことが、

塾の先生にとっては必要不可欠だと思う。

 

 

大手塾では「方法」や「カリキュラム」等が確立されている分、

個人の能力をカバーしてくれるものがたくさんある。

だから先生が1人1人を見ることにそこまで執着はしていないと思う。

個性の重視に重きをおかず、

モチベーション管理や勉強の管理を自分で出来るのなら、

おそらく大手の方が合っているということだろう。

 

一方で中堅・個人塾ではそのカバーは難しい。

だから「1人1人を大切にしてくれるかどうか」というこの1点が、

きちんと出来ているかどうかを振り返ってみることが大切。

逆に塾選びをする側からすれば、

資料請求や体験授業に行った際に、どこまで自分に寄り添って話しているか、

先生が自分のことを見てくれているかを確認することが大事と言える。

授業後に様子を見に行った際に既に通っている他の子どもが、

先生に対してどう接しているかも合わせて見るとより良いかもしれない。

 

体験授業が終わった時に、

「楽しかった?」

と聞けば、子どもは、

「楽しかった」と答えることが多いと思う。

あとは「わかりやすかった」とか「難しかったけど頑張った」とか。

塾側だって体験生がいる時にはいつも以上に盛り上げようとするし、

塾によっては「体験授業用」の授業や先生が用意されていることもある。

個別だったらその時だけ「評判の良い先生」を当てる事もある。

生徒には入ってほしいのだから、

「つまらない」だけの授業をするわけはないのだ。

 

だからそれだけじゃなくて一言、

「先生がどれだけ(自分のことを)見てくれてた?」

と聞いてみると良いかもしれない。

ちょっと違った角度から質問すると塾の違いも見えてくる。

 

あるいは塾からの報告があった際に、

どの塾も授業での様子や出来不出来を話してくれると思う。

その際に自分の子どもの特徴をどこまで話してくれるか、

あるいは聞いてみて何と答えるか試してみるとより塾の違いがわかる。

「営業」が先に来るのなら、当たり障りのない内容になるし、

「子ども」が先に来るのなら、雑談や提案のような内容になる。

一般的な内容とは違ったことを聞いてみると前者の塾かどうかを判断できる。

 

1人1人の個性を大事にするからこそ、

中堅・個人塾で自分に合う塾に出会えれば、

大手塾に行くよりもずっと大きな成果を出すことはあり得る。 

だから大手塾でない塾選びをする場合には、

こういった視点が1つの参考になればと思う。

 

 

ちなみに僕自身、体験生がいる時は何回やっても緊張する。

どんな子かも分からないし、

今まで習っていない部分もあるかもしれないし、

どのくらい出来るかも、何の話が上手く響くかも分からない。

普段のクラスの雰囲気も維持しながら、満足してもらうにはどうするか。

毎回そんなことを考えて授業に臨む。

どの先生もある程度はそうだと思うけども。

 

現状、入塾率を見る限り、普段の立ち振る舞いは大きくずれてはいない。

だけど油断をしてはいけないし、

常により良いものを探すようにしている。

「第一印象」を良く見せるにはどうするか。

結局のところ普段の他の生徒や保護者との関わりが良ければ、

自然と「第一印象」の良さに繋がっていくのではないかと最近は思う。

 

だから日々の1つ1つを頑張ろう。

ありがとうございました。

 

 

以下、PV数の軌跡です。

もっとたくさん書けるようにしていきたい…。

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40000PV:12/13(111記事)  50000PV:1/20(125記事) 60000PV:2/20(131記事)