受験×勉強×塾

初めまして!学習塾の中で教育に携わる「現役塾講師」の一人として、受験関係の話を中心に、塾の先生としてのあり方や良い塾の選び方、また勉強の方法などを日々考えています。自分にとっての戒めにもして日々精進…!記事タイトルの「」は塾業界等、『』は塾のリアルについて書いています。

コロナ禍×中学受験者数増加×繋がり

こんばんわ。

コロナが収束しそうに見えた所で緩みが見えて、

また感染者数が増えてきている東京。

それでも「夜の街での集団検査をしてるからで…」と

お茶を濁しているけれど、そんなはずはない。

 

学校が本格再開すると言われているのは一応来週。

それに合わせて各学習塾も通塾を含めた本格再開に近付くはず。

そろそろ塾だって経営限界。

通わせている保護者だって塾への不満は限界。

またクラスターが発生するのは間違いないんじゃないかなと思う。

 

それはそれとて、

このコロナの流れを見てきて、

「中学受験」の必要性が上がったのではないかなと感じた。

この期間、

筑駒や開成など最上位校はリモートでも通常の7〜8割くらいはやるべきことがやれ、

広尾のようなICT教育に力を入れている学校はこの機会を利用し、

大学付属関係の学校は公立に比べてそこまで焦っていない話も聞く。

私立はそれぞれが独自のスタイル・考え方を持っていて、

ICTをウリにする学校は多くリモートにも慣れている学校は多い。

設備も公立よりはずっと上だ。

そして何よりも「中高一貫校」であれば、

今年一年で上手くいかない部分も、

既に先に進んでいる部分もあったり、6年間の中で上手くフォローできればいいので、

少しだけ融通が効くというか楽に考えられる。

 

そう言う部分が産む余裕はこういう事態の時には、

大きな安心感につながるのではないかなと思う。

だから「中学受験」をしようとする家庭が増えるのかもしれない。

 

費用面の問題が発生するが、

1ランク下げて上手く特待生になってみたり、高校は無償化が始まっていたり、

手段は色々ある。

塾の費用はまちまちだが、その後を考えたらリターンの方が大きいと思う。

もちろん通わせるに値する塾であればだけど。

少なくとも「大手だから大丈夫」よりも、「話してみて大丈夫」だったを優先すべき。

それが大手ならそれでもいいし、個人塾でも特に問題はない。

教えてくれる、あるいは接してくれるその先生が、

自分たちに合うかどうかで大きく成績の伸び方は変わるからだ。

ちゃんと自分にとっていい塾なら投資する価値はあると思う。

 

逆に言えば自分はそう思われるようにならなければ。

余談だが、今日、保護者から

「うちの夫が忘れ物を渡しに行った時に、すごく優しく丁寧な対応をしてもらった!本当にいい先生だね!」と喜んで帰ってきました、と言われた。

僕自身、「お暑い中お届けいただきありがとうございます!」と言ったものの、

すごく意識した対応ができたわけではなかったが、すごく嬉しく、励みになった。

こういうことをきちんと繰り返していきたい。

 

コロナ禍で大変だからこそ一人ひとりとのつながりを大切にし、

これから増えそうな「中学受験」を目指す人たちの助けになれればと思った。

ありがとうございました。