塾選び×個別指導
前回の続きで、塾選びの仕方について。
今回は「個別指導」を見ていきましょう。
個別指導のメリットは
◯カリキュラムや内容など生徒にあったカスタマイズが可能
◯自分の持っていることを言いやすいし質問もしやすい
◯学生がやっていることが多く、歳や距離が近いので安心感がある
◯時間の融通が効きやすい
◯一人一人がちゃんと見てもらえている感は出る
デメリットは、
◯周りの生徒との競い合いはないので競争心が育たず、甘えが出やすい
◯授業だけ受けてわかった気になるが、1対2ではそもそも「教える」型の授業は厳しい
◯先生の当たり外れがかなり大きい
◯費用が高額になりがちなのにその価値があるか曖昧
◯個別のみでの受験人口が多くないため、責任者が受験をわかっていないことが多い
と言ったことがあげられます。
こちらも一例になりますが、
「個別指導」は「集団授業」以上に当たり外れが大きいです。
まず学生がやることが多いため、
授業レベルは人によってかなり違います。
僕自身、生徒のコマ割を作っていたのでわかりますが、
クレームが来ないように先生を設定するだけでも一苦労なのに、
それに加えて成績もちゃんと上がって、全員満足、なんていうのは至難の技です。
そのくらい先生のレベルは違います。
保護者はやっぱり社員、あるいはベテランの先生を望みます。
それはそうですね。
同じお金ならいい先生のがいいに決まっている。
かと言ってみんながみんな同じことをできるわけではない。
結局どうするか。
僕がやっていた結論は3つ。
1各先生の長所が活きるように配置
2社員である自分が見る時間を自習で呼び出しその中に作る
3とにかく声をかける
この3つをしっかりやって、満足していただいておりました。
実績的には席数8の教室で、週60コマ弱→1年で約2倍になりました。
自習の人で溢れて場所が足りなくなりましたけどね笑
個別の責任者がどう関わってくれるか、生徒のためを考えているのか、
ちゃんと見極められれば良い塾選びになるはずです。
授業の1時間半だけで点数を上げ切るのは非常に困難です。
授業を通して生徒が成長したり、自習も含めて時間が長くなって成績が上がったり、
方法は色々あると思いますが、
そう言った提案をしてくれていれば少し安心です。
個別とはいえ、自習はできた方が良いですね。
その時見てもらえるかどうかも確認できると良いと思います。
あと毎週先生が変わるような塾は、少し疑った方が良いです。
「いろんなタイプの先生と勉強することによって、、、」
と言った話をする人もいるかもしれませんが、
ほぼ100%塾側の都合です。
大体の場合人は足りてませんから。
最後に、個別指導だけで受験をしっかりやりきろう、
という人はあまりいなく、
併用で使ってもらったり、本当は集団をやりたい先生だったり、
個別の責任者になっている人のレベルが高くない場合が多いです。
万能型の先生も少ないですし。
各種検定・私学の情報・各科目の知識(受験系・中学校内容・高校内容)
こんなの全部対応できる先生は間違いなく限られています。
僕はたまたま万能型なので一部を除いて基本的に対応できますが、
だいぶ稀なケースです。
そう考えたら一人で回している個別指導はちょっと疑った方が良いかもしれません。
長くなってしまいましたが、
「個別指導」を掘り下げてみました。
また次回になります。ありがとうございました。