受験×勉強×塾

初めまして!学習塾の中で教育に携わる「現役塾講師」の一人として、受験関係の話を中心に、塾の先生としてのあり方や良い塾の選び方、また勉強の方法などを日々考えています。自分にとっての戒めにもして日々精進…!記事タイトルの「」は塾業界等、『』は塾のリアルについて書いています。

塾選び×集団授業

こんにちは。

春は塾選びの時期の一つです。

 

学年変わるし塾に通ってみようかな…?

このままの塾で大丈夫なのかな…?

後1年しかないし変えたほうが…?

成績が思っていたよりも伸びない…

自分の慕っていた先生がいなくなってしまった…

 

理由はご家庭によって様々ですが、

塾への問い合わせが多くなる時期なのは間違いないです。

 

それぞれの塾が大切にしているものもやり方も違います。

大手の方が良いのか、そうじゃない方が良いのか。

知り合いがいた方が良いのかいない方が良いのか。

 

塾選びは本当に難しいと思います。

お金も多くかかるので、お子様に合わせて慎重に選んでいくことが大切です。

そのポイントについて少しお話したいと思います。

今回は形態についてです。

 

塾の形態としては大きく、

「集団授業」「個別指導」「映像授業」「その他」の4つが存在します。

それぞれメリットもデメリットもあるので、

どれがいいとは一概に言えません。

それは性格や求めるものによって変わるからです。

また、最近は色々な塾を併用で通われる方も多くなっています

 

まずは「集団授業」について考えてみます。

メリットは、

◯周りの生徒がいるので切磋琢磨できる

◯他の人の意見も聞けるので、色々な考えに触れられる

◯学生ではなく社員や専任の先生が授業をちゃんとする

◯個別に比べて割安

◯みんなが行っている安心感がある

デメリットは、

◯質問等はしづらく、わかった感ややってる感だけになってしまう

◯大人しめの生徒や競争が嫌いな生徒には合わない

◯大手に行けば行くほど、「上のクラスしか」いい先生はいない

◯人数が多いとちゃんとみてもらえない場合も多い

◯時間の融通が利きづらい

 

と言ったことがあげられます。

もちろん一例にすぎませんが、ここで書いたことは、

実際に塾で働いていて感じることです。

どうしても営利企業なので、実績が取れる生徒がいるクラスには、

良い先生を当てていくことが多いし、

切磋琢磨や競争心があおられ、楽しい部分はあるものの、

個々の良さに目を向けられることはあんまりないのが集団授業です。

同じお金を毎月払っているのだから、

ちゃんとした先生に見て欲しい…というのは最もです。

僕自身は利益も大事だけどそれ以上に生徒が大事だと思っていたので、

会社側と上手くいかなかった部分は多々ありましたが、

残念ながら塾は基本的にはそういうことは考えない人が多いのが実情です。

だから本気で見てくれて、伸ばそうとしてくれているのか、

判断することがとても大事だと思います。

 

クラス数と人数、話をして下っている人がどう関わってくるか…

など判断基準はたくさんあります。

これについてもまたいずれ書きます。

 

今回は長くなってしまったのでここまでで失礼いたします。

ありがとうございました。