「オンライン個別の実情」×「WeChat」
コロナの影響はまだまだすごいですね…
5月6日から色々なものが再開できるとはとても思えないです…。
少なくとも塾は人数をギリギリまで入れようとしているので、
いわゆる3密の条件にかなりの確率で当てはまってしまいます。
少人数の場合だとそれに応じて教室が狭かったりしますし、
いろんな人が来ているので、かなり危ない場になるだろうなと思います。
上手くコロナが収束してくれることを祈るばかりです。
今日初めて、
オンラインで家庭教師をやる機会がありました。
先方の希望でWeChatというアプリを使ってやりましたが、
思っていたよりは使い勝手が良かったです。
通話しながらカメラのオン・オフが出来るのはまず便利。
用紙を交換したり、
問題を解いたりする間、あるいは都合の悪い部分は一旦カメラをオフに出来るので、
気をつかう場面が一つ減ります。
携帯のカメラなので手元をはじめ好きなところを映すこともでき、
実際に一緒に解いている感じでも出来ますし、
電話しながらスクショも撮れるので、
必要な部分の保存もしやすいです。
回線も思ったより安定していたので良かったです。
気になるのは電池の消耗だったり、通信環境での費用だったり、
あとはやっぱり対面との差をどう埋めるかという部分。
費用面は1GBで3〜3.5時間のビデオ通話ができるみたい。
ドコモのデータチャージでいうと1100円分で1GBなので、
Wi−Fi下でないとまずまずのコストがかかることがわかるかと思います。
電池はまぁそのあと使うことを考えると充電できる環境か、
あるいはパソコン・タブレットなどを使った方が良さそう…。
最後の対面との差の埋め方が問題。
どうしても生徒側が思っていることを対面以上に理解するのは難しい。
表情と手の進み具合を一緒に見られないのが一番の要因。
声は聞こえるし、ビデオ電話で映像は映っていても、
ごまかしがいくらでもきいてしまう…。
他にも普段ならできる、色々な部分に対して、
即座に対応できない歯痒さが出てしまう。
さらに1対2の個別指導が多い中、同時に2人やるのは結構しんどい。
そうするとコスパもあんまり良くないかもしれない。
個別1対2は、解く時間を与え、交互に教えていくやり方になるが、
実際問題45分前後ほっとかれる生徒を見て保護者は何を思うのか。
また、90分でやるとして間の繋ぎ方も難しい。
普段なら勉強一筋でなく色々な話を聞きながら進めていくが、
その中には保護者には聞かれたくない悩みもあり、
お互いに雑談はしにくい空気である。
その中での集中力の高め方も難しい。
さて。ひとまず今日やった工夫は、
「なるべくいつも通りに」「手元を映して一緒に解く感じを強調しつつ」
「何度も確認しながら」「指示をしっかり出して」進めることです。
本人たちは満足してくれていたのでひとまず良いのですが…。
また色々探っていきたいですね。
今度は個別の質問スタイルではなく、
新しい単元の授業スタイルでも試してみたいなと思います。
本当に試行錯誤段階で大変…。
ありがとうございました。