コロナへの緩み×暗記の極意×子どものキモチ
東京はコロナが蔓延中…。
毎日本当かわからない人数と適当な解釈をつけられた報道を見て、
色んな学校の先生・生徒が感染し始めた現状や目の前に広がる人混みと照らし合わせて、
東京は本格的に窮地に陥っている気がする。
何というか本気度が足りない、と思わざるを得ない。
今日偶然、誰かの「私は遥々埼玉県から応援に来ました〜」という街頭演説を聞いたけど。
何で県外移動を堂々と言っているの?
仮にも上を目指しているんじゃないの?
という無責任感を感じた。
さて。
塾業界もまた危ない局面を迎えていると思う。
小学校でクラスターが発生したら、その小学校の生徒は来られない。
これはインフルエンザの時と一緒にも思うけど。
療養期間というか経過観察の期間は14日。
インフルエンザは医者の診断が出るまで確か1週間前後。
それに加え、インフルの場合は学級閉鎖になったら登塾禁止とする塾は多いと思うけど、
コロナの場合は学校で1人出たら塾禁止になってしまう。
どうやっても平等なサービスの提供は難しい。
一方Zoomなどの映像授業に戻すのも、せっかく対面にした今、信頼を失いかねない。
しかも夏期講習。
本当に悩ましい問題だし、是非塾の対応を確認しておくべきだと思う。
最近よく受けるのが、
「理社の暗記をどうやってやればいいですか?」という質問。
◯短い時間でいいから何度も見て繰り返す
◯漢字を覚えるまでノートに書く
◯イメージやストーリーを作って覚える
◯覚えたものを元にしたアウトプットの時間を作る
と言ったお話をさせていただくとともに、
●部屋を歩きながらぶつぶつ言う
●寝る前に両親等に答えを持って貰い、練習問題の答えを全部正解してから寝る
●出来た自分をどんどん褒める
と言った行動をすると良いとお伝えしております。
その中で問題になってくるのが、
「問題を順番通りに覚えてしまう」という問題。
先生によっては類題プリントを作ってくれたりもしますが、
違うプリントだと出され方違ったりして出来ないかも…と思って子どもはやりたがらない。
この辺りせっかく用意したのに…といつも思ってしまう。
そこで、同じ問題だけど順番や科目をランダムに混ぜたプリントをやらせてみた。
結果。
宿題も無理やりやらされていた生徒が、
自分から何回もチャレンジしたいというようになった。
一度見たことがある問題だから「やる気」になり、
出来る問題だから「自己肯定感」も強まり、
宿題やればできると気付き、取り組み方も変わり、楽しくなったのだと思う。
褒められて嬉しそうだし、小テストなどの成績も上がってきた。
ちなみにこちらとしては、
エクセルで簡単なプログラムを組んでしまえば、
毎回違うランダムプリントを何度でも作れるし、かなり楽。
WinーWinだなと思う。
結局。
「暗記をどうやったら出来るようになるか」に対する僕の現在の答えは
「楽しく出来るかどうか」「自分は出来ると思う」ということ。
「本気で頑張る」という大前提も必要ですけどね。
頭ごなしに「覚えろ」というだけでなく、
そのための仕掛けをしてくれてこそ、塾に通う価値はあるのかなと思う。
もちろん楽しいだけじゃダメで引き締まった瞬間も必要。
ダメな時にはきちんと怒ってくれる塾だったらなお良いですね。
今日は暗記の仕方についてでした。
ありがとうございました。