「リビング学習はいつまで?」×「環境作りと寄り添い」×「20000PV感謝」
久々に完全休日。
前に休んだのは9月13日だったから20日ぶりくらい。
感覚が麻痺してきている気もするけど、まぁ気にしない笑
ただ体調管理にだけは気をつけないと。
それはそれとして。
「リビング学習」という言葉を久々に見た。
簡単に言えば、
子ども部屋ではなく、リビングに学習デスクを置き、
親の見えるところで勉強をするというものだ。
「AREA」の調査結果では全体の8割近くが行なっており、
「東大脳の育て方」という本のアンケートの中では、
東大生の60%が子供の頃から実践しているというデータもあるそうだ。
メリットはわかりやすい。
「子どもと保護者の距離が近い」という学習環境を作れるため、
わからない問題を質問できたり、
会話する中でコミュニケーションが深まったり、
適度な距離感であるが故に緊張感や安心感を持つことが出来たりと、
勉強に関する姿勢作りがしやすくなるという部分である。
一方でデメリット。
生活空間との区別がつきづらくなったり、
勉強がうまく進まなくなった時にお互いのストレスが多くなったり、
手を出しすぎてしまったり、
勉強と関係のない話が出てくるので時間感覚や集中力が多くなったりと、
保護者側の覚悟と準備が必要となる部分である。
実際問題どうなのだろう。
子どもによって違いはあるけれど、
小学校低学年までは親に「見て欲しい」「褒めて欲しい」という思いが強いから、
リビング学習は大きな効果があると思う。
その時期に「褒められた」「一緒に勉強をしてくれた」という思いは、
ちゃんと心に刻まれていく。
子どもの成功体験にも大きく関わる可能性がある。
ただその際の環境づくりは必須。
例えば親がテレビを見ていたり、携帯をいじっていたりしては意味がない。
料理をしていたり、本を読んでいたり、そばで見てくれたり、
そういう「寄り添う」感じが必要。
ちゃんと子どものことを見ている、と伝えるのだ。
机の配置とかライトと言ったような物理的な環境整理も必要だけど、
そんなことよりも保護者の立ち位置・声かけが大事。
両方の環境が整えば大きく成長出来る可能性はあると思う。
ただ高学年になり受験勉強を意識する頃から、
「リビング学習」には疑問になる部分が出てくる。
一つは勉強内容が難しくなること。
質問されても答えられない部分がでてくる。
単純に問題が難しくなる部分もあり、
どこまでどうやって教えるのが正しいのかの判断は難しい。
「塾で習ったやり方と違う」
という些細なものが大きなストレスに変わっていく。
もう一つは「競争下にいる」ということ。
一部の頭の良い子等は別として、
塾に通い始めた生徒にとって塾での「成績」や「順位」はとても大きい。
最初の頃は「頑張って上を目指してみよう」と思って頑張る。
親も一緒だ。
だけど気がつけば成績が上がっていない自分の子の様子に、
「どうしたの?」とか「もっとやらないと」とか、
色々とプレッシャーをかけていく場合が多い。
直接ではなくても自然とそういう雰囲気が出てしまう。
そうなってからの「リビング学習」は逆効果となってしまう。
あとは単純に成長する中で見られることに抵抗が生まれる部分もある。
総じて「リビング学習」は諸刃の剣といえる。
もしメリットの方がずっと大きいのなら、
中学受験塾が「自習室」を開放して生徒を呼び出す、
あるいは、個別指導という形で塾で見てもらうという形が、
ここまで流行っていないと思う。
やっぱり親が教えるのには限界もあるのだと思うし、
同時に、お金を頂いているプロの塾の先生が親より上手くて当然とも思う。
だから子どもの性格も含め、
きちんと天秤にかけて考えることが大事。
併用ができるのが一番伸びるのだと思うし、どっちの良さも活かすべき。
「中学受験は親の受験」というくらいだから、
「寄り添う」ことは大事だけど、
別にリビングでなくても自分の部屋でもどちらでもできる。
だからそこに拘らず、
自分自身で考えて、自分のための勉強だと気付くようにさせることが大事だと思う。
そこまで含めて「環境整備」なのだろう。
最後に、少し前の話ですが、
おかげさまで20000PVに辿り着きました。
10000PVまでに書いた記事の数が62。
20000PVの時の記事の数は82。
9月は17記事と2日に1回くらいの更新頻度で投稿出来た成果かな…?
やっぱり「継続は力なり」という言葉には、
それなりの説得力があるのだなと実感。
これを励みにまた頑張ろう。
本当にありがとうございます。