「中学受験第一志望合格は3割」×「保護者の持つべき姿勢」×「塾の先生の立ち位置」
中学入試は埼玉入試のメインが終わり、
学校によって差はあるものの、
正直昨年と思っていたほど大きくは変わらない人数での受験となった印象。
栄東中などは昨年より人数は減ったものの10000人以上の応募者。
冷静に考えたら受験料だけでも、2億円前後ってすごい世界。
納入金も発生する可能性があるから入試だけでさらにすごい額に。
千葉入試も同じく佳境。
市川・東邦・渋幕と千葉御三家と言われる学校は終わったものの、
まだまだ1月受験はたくさん残っている状況。
こちらは埼玉に比べたら全体的に少し人数は減っている印象。
おそらくここでコロナにかかると、濃厚接触者になり得るため、
東京受験ができなくなってしまう部分が危惧されたためだと思う。
とまぁ詳しい分析は全部終わった後にやるとして、
受験業界にも色々影響が出ていることがわかる。
そんな中で知っておきたい話がある。
「第一志望に合格できる中学受験生は30%である」という話。
一般的には4年生〜6年生までの3年間。
もっと短い人も長い人もいるかもしれないけれど、
その間ずっと頑張ってきた中で「10人に3人」しか第一志望にはいけない。
塾のクラスが20人なら合格できるのは6〜7人。
そのくらい厳しい世界なのだ。
やりたいことを我慢して、ずっと頑張ってきて、色んなものを犠牲にして、
それでも「報われる」のはほんのわずか。
確かに、アスリートのような他の世界に比べたらまだ楽な世界なのかもしれない。
だけど「小学6年生」が直面する現実としてはとても辛い。
その気になればスポーツは関わらずに生きていけるけど、
勉強は嫌でもその後も続くわけだからトラウマにもなりかねない。
だから受験を迎えるにあたって保護者に思ってほしいことがある。
一つ目は、
第一志望でなくても「行きたい学校」「通っても良い学校」を一緒に作っておくこと。
二つ目は、
最後まで子どもの第一志望合格を「心から信じる」こと。
三つ目は、
第一志望に合格しなくても受験をがんばった子どもは「立派」であること。
小学校で勉強をした後、平日は毎日4〜6時間、
土日は塾や家で7〜10時間の勉強を1年間ずっと続けてきた6年生。
これって本当に凄いこと。
結果はどうあれ、頑張った子どもは等しく偉いし立派だと僕は思う。
「合格」に出会えた子どもの方が成長するし、もっと頑張れるようにもなる。
もちろん「第一志望合格」に越したことはない。
首都圏では1人の受ける学校数は6〜7校が平均だと言われている。
「塾の実績」のためではなく、
きちんとその子のためになる「受験日程」を組むことが、
塾の先生のやるべき役割だと思う。
そういう最後まで相談に乗ってくれる先生に出会ってほしいと心から思う。
僕もしっかり寄り添いたい。
ありがとうございました。
最後に、お陰様でこの拙いブログも50000PVまで来たので、
今までの軌跡を振り返ってみます。
3月:18記事 4月:4記事 5月:2記事 6月:6記事
7月:15記事 8月:20記事 9月:17記事 10月:13記事
11月:11記事 12月:14記事 1月:5記事(本記事が6記事目)
10000PV:8/27(62記事) 20000PV:10/5(82記事) 30000PV:11/10(99記事)
40000PV:12/13(111記事) 50000PV:1/20(125記事)
相変わらずペースは少し落ち気味…。
ただ「ブログが半年続く人は5割程度、1年続くのは1割程度」
ということがよく言われてるので、
無理しない程度に自分のペースを上げられたら良いなと思う。
日々精進していきたいです。