受験×勉強×塾

初めまして!学習塾の中で教育に携わる「現役塾講師」の一人として、受験関係の話を中心に、塾の先生としてのあり方や良い塾の選び方、また勉強の方法などを日々考えています。自分にとっての戒めにもして日々精進…!記事タイトルの「」は塾業界等、『』は塾のリアルについて書いています。

塾選び×「異動」の概念

今日は中学受験に携わる同業者の方とお話して思ったこと。

 

会社である以上、塾にも「異動」は存在します。

六年生で受験が終わって、そのまま先生が異動していなくなる、

という状況なら、

話に行けない、制服見せに行けないといった部分はあるものの、

大きく困ることはないと思います。

 

ただ、自分に合う「良い先生」にようやく出会えて、

「1年間通って塾にも慣れて、さぁ5年生だ」

「いよいよ勝負の6年生。先生信じてやりきるぞ」

と思ったタイミングで、

その「先生」が異動になるという状況だったら、どうでしょうか。

保護者の立場からしたらたまったものじゃないですよね。

一番は生徒が可哀想…

 

でもそんなことは平気で毎年起きています。

大手はもちろん、中堅の塾でも。

これで一人一人を見ていると言えるのか…。

少なくともそれを謳い文句にはできないんじゃないかなと思います。

 

これが集団だけならまだしも、

個別指導の現場でも同じことが起きています。

社員も、毎年予定が変わる学生もいついなくなるかはわかりません。

何れにせよ、一人一人をちゃんと見て欲しい保護者からしたら、

本当に信頼できるかどうかの見極めがとても大切です。

 

一方、個人でやっている塾はその心配はないですね。

突然塾自体を閉鎖しまうことはあるかもしれませんが…

 「自分に合う先生」がそこにいるのなら、

大手というブランドよりも場合によっては良いのかもしれません。

異動という概念がないからこそ凝り固まったやり方になりがちなので、

その辺りは注意が必要かもしれませんね。

 

本当に会社の「異動」の捉え方、

またその発表の仕方によって、

塾の真価はある意味問われるのではないかと思います。

ぜひ見極めの一視点として持っていただければと思います。

 

少し短くなりましたが、本日もありがとうございました。