「夏期講習と子どもの可能性」×「塾選びと異動」×「限界と無理」
夏期講習もいよいよ残り1週間。
明日からは学校が始まる中での通塾になるので、
実質最後の1週間は夏期講習感はあまりない。
それでも「やり切った感」をしっかり作れるかどうかは、
今後の子ども達の成長に大きく関わる。
だから最後まで頑張ったら、全力で褒めてあげる。
最終日のテストで結果が出れば自信にもなるので、
「点数に拘らせる1週間」を意識しないといけないなと思う。
現状、自分が持っているクラスの成績は順調に上がっているし、
6年生に限っていえば、夏の時点で御三家の問題で6割弱まで来た生徒が出てきた。
これって本当にすごいことだと思う。
授業でやっているのは最低限の武器を持たせること。
あまり持たせすぎると考えなくなるし、
武器が何もなければ戦うことすらできない。
早く走れるようになるために、
自分より少し早いペースで無理矢理引っ張りながら走ると良いように、
自分の偏差値とか成績よりも少し難しいレベルで何とか引っ張ってきた甲斐があった。
ただやっぱり思うのは、
子どもの可能性って本当にわからない。
大人でも難しい問題をどうして解けるんだろう?
急に覚醒するタイミングが来るんだろう?
まぁその瞬間の楽しそうな、嬉しそうな顔を見られるから、
塾の先生って楽しいのだと思う。
そしてその顔をした子どもはとても強くなる。
「受験」や「勉強」が「自分ごと」になる瞬間だ。
その瞬間が来ることを心から信じて、
自分の想像以上になることを楽しみにして最後の1週間を頑張ろう。
なんだかんだその信頼関係があるかどうかが、
塾選びにとって一番大事だと思う。
そろそろ受験勉強をしてみようと思ったり、
9月以降に先生の異動があったり、
入試が近づく中で不安になったり、
色んな理由で新規入塾や転塾に悩むことはあると思う。
いつも言っているけど、塾の看板じゃなくて、
しっかり先生と話してその子にとって良い塾が見つかるといいなと思う。
大手に行って伸びなかった生徒が、
個人塾のようなところで手厚く見てもらって、
あるいはのびのび出来て成績が伸びるケースは多い。
大手塾で競い合っているからこそ上手くいくケースも多い。
その子によって伸び方もやり方も全然違う。
だけど。
個人塾からでも行きたい学校は目指せるし、
実際に受かっている例だっていくらでもある。
実績だけ見たら人数が少ない分劣るけど、
ノウハウがなかったら独立はできないから何かしら持っているはず。
ただ、相性が合うかどうかは行ってみないとわからない。
だから問い合わせて話を聞いて、子どもに雰囲気を見せてあげることが大事。
一度ハマれば異動もなく安心して預けられるから、
その部分も強みになると思う。
さて。
ある動画で言っていたこと。
「限界は超えるためにある」
「無理は嘘つきの言葉だ」
かなりのブラックな感じだけど、
この意識自体は大きく間違ってないと思う。
使い方を間違えては絶対にいけないけど、
諦めずに励ますときの言葉として、
子どもを信じて使う言葉として、
種をまいておこうと思う。
きちんとした意味で伝われば、
逆境を跳ね返しすための手助けになると思う。
僕もまた明日からがんばろう。
ありがとうございました。