「コロナ」×「塾のあり方」〜オンラインの可否〜
色々バタバタしていて、
更新期間がかなり空いてしまいました…反省です。
緊急事態宣言も出て、
学習塾業界にもコロナの影響がすごい…。
都内については先日の小池都知事の休業要請も含め、
多くの学習塾が校舎での対面授業を停止し、
映像授業へと切り替えを行なっています。
無料アプリを利用している塾では、
「Zoom」「Skype」を初め、
「FaceTime」「Discord」などのオンライン会議が出来るアプリと、
「Line(公式アカウント)」や「instagram」、メール等を使っての質問を組み合わせたり、
工夫しながら進めている状況が多いようです。
大手になると自分たちでオンライン用のページなどを作成し、
双方向ではなく普通に授業を流せるようにしている塾の方が多いです。
ただ、SAPIXさんなどは対応が今ひとつ悪く、
授業も短く、不満の声が上がっているようです。
個人的にはこれは、他の塾さんでも同じようなことは当然起こると思います。
単純に映像授業のプロがいる塾が少ないからです。
当然ですが、授業の進め方も、見せ方も、時間の使い方も、板書も、
目の前に生徒がいる場合を想定して授業を準備します。
対面授業では生徒の表情とか反応とかも見ながら進めていくことが多いと思います。
クラスによっても授業の仕方は変わってきます。
そういった部分を踏まえ、今まで対面授業をやっていた塾が、
突然オンライン授業にしたからといって全て上手くいくはずがないと思います。
さらに言えば、
保護者が一緒に見ることを見越した授業なんて上手く出来るわけがありません。
やっとことがないのですから…。
どんどんやらせる系、全部面倒見ます系、体育会系の塾は特に危ないと思います。
量や怒号で何とかしている部分があるので…。
普段授業をご覧になられない保護者様(特に普段塾に関心見せてない父親等)が、
授業を一緒に見て幻滅、ということは考えられると思います。
それに家の中を見られるのが嫌な方もいらっしゃいますしね。
そもそもそれなりに人数がいるのに、
無料アプリでなんとかしようと思っている塾は一番信用ならないと思います。
生徒第一主義なら違う選択肢になるはずです。
営利の部分が見え隠れしているので、
このタイミングでの改めての塾選び、転塾などは当然考えるべきと思いますし、
ちゃんと任せられる塾なのかどうか見極めることが必要だと思います。
また、その場合、塾の先生側もコロナの中、校舎への出勤をさせられているので、
その塾は結局コロナ対策もできてないことになります。
どこかに不安が残るまま通わせるのは得策ではないですね。
それでもご返金対応がしっかりしていればまだ良いですが…。
保護者の方も「オンライン授業」を求めてその塾にお金を払っているわけではなく、
対面授業(集団・個別)をしてくれるからその対価としてお金を払っていて、
言って見れば契約違反みたいなものです。
この辺りをしっかり説明・対応してくれると信頼出来るのかなと思います。
オンライン授業だけなら、
東進やStudyサプリ、学研プライム、ベリタス、ディアロ等を始めいくらでも有ります。
今行っている塾の「緊急用の対策」だけにこだわる必要はないのかなと思います。
あとは100㎡以下の塾はまだ営業可能なので、やっている塾もあると思います。
コロナ対策や「3密」回避の意識、職員の行動等をよく見ることが大事ですね。
営利主義、または(やらないと潰れちゃうから)無理やりやっている塾もあると思います。
その場合は、教室の広さに対する人数がおかしい場合が多いので、
きちんと話を聞いたほうが良いと思います。
今、本当に色々考える時期なんだと思います。
塾のあり方も選び方も通い方も必要性も。
オンラインで急場を「凌げる」のは5月6日までで緊急事態宣言だった場合で、
それ以上はご家庭が適応するか、限界を迎えるかだと思います。
願わくば、
各ご家庭が生徒のことを本当に考えてくれる塾に出会ってほしいです。
ありがとうございました。