受験×勉強×塾

初めまして!学習塾の中で教育に携わる「現役塾講師」の一人として、受験関係の話を中心に、塾の先生としてのあり方や良い塾の選び方、また勉強の方法などを日々考えています。自分にとっての戒めにもして日々精進…!記事タイトルの「」は塾業界等、『』は塾のリアルについて書いています。

偏差値のあげ方×「勘違い」×首都圏模試

今週末に第2回首都圏模試がありますね。

中学受験をする上で、夏前の総合模試として使う塾も多いはずです。

この偏差値次第で夏の過ごし方も変わってきます。

いわゆる一つ目の正念場。

受験生にとっては「超えるべき壁」です。

 

昨日お話した「2月の勝者」の中にも、

首都圏模試の算数の偏差値の取り方が載っていました。

簡単です。

 

「大問1〜8まであるうちの大問4までしか解かない」

 

要するに全部解こうとするのをやめて、

解くべき問題にだけ時間を使う。

予めやらない問題を設定することで不安な気持ちを取っ払う。

割り切りもできるし、

一つの方法としては正しいと思います。

 

僕自身が子どもに伝えているのは、

①大問1・2で全問正解を目指す。→60点

②大問3〜8の(1)を解く。→30点

③得意そうな大問で完答を目指す。→10点

これで100点を狙いなさいという内容です。

 

首都圏模試の算数は一問5点なのでどれを解いても一緒。

それなら解きやすいものを解くという話までは一緒だけど、

大問3・4の方が後ろの大問より簡単な保証はどこにもない。

人によっても得意は違う。

だから後ろまで目を通すべきだと思って伝えています。

 

まぁ模試が解けたところで志望校合格とはまた別問題です。

ただ点数が良い方が夏の充実につながります。

子どもにとって「出来た感」「自信」「成功体験」等メンタルは大事ですからね。

伸びる・化ける瞬間には欠かせないと思います。

ぜひ頑張ってほしいですね。

 

そういえば自分が持っている6年生理科のクラス、

3月に平均偏差値33くらいで受け持ったのが、今回は平均偏差値51まで来ました。

これが自信になってくれれば嬉しいですね。

「得意かも」と思い始めている生徒もいます。

初めは「勘違い」でもいいから、それが現実になればいいなと思います。

理科のあげ方はまたそのうち。

ありがとうございました。