「成績を上げる」×「やらない生徒の伸ばし方」×「先生側が持つべき意識」
こんばんわ。
夏期講習1週目が後半を迎えました。
やってみてわかるのは、お互いにペースが作りにくい、ということ。
なんというか、
今一つ「夏期講習」感が出ない。
時間のせいもあると思うが、普段の延長線上になってしまう。
工夫はしている。
いつもは説明メインでやっている部分を演習メインに変えて、
今までやってきた単元が中心になるからこそ、
どれだけ「覚えているか」「見直せるか」に重点を置く。
いつもより「出来る」から楽しく感じるし、自信もつけられる。
ただそれでも「夏期講習」感は足りない。
特に受験生。
例年なら「受験のための勉強」にもっと集中できるところが、
やっぱり視界に学校が入ってしまうし、
自分できちんとメリハリをつけられる生徒とそうでない生徒の間の差は広がる。
毎日の小テストをやろうにも覚える時間の確保がしづらいし、
合格に向けた課題も量をこなすのは難しい。
そう思うと、
受験生にとっての「夏期講習」の持つ意味はとても大きいと改めて感じます。
何よりメンタル面。
偶々今日聞かれた質問の中に、
「全くやらない生徒に対してどうすればいいのか?」
というものがあった。
答えは難しい。
というより、その生徒と自分の関係性にもよるから正解はないと思う。
その中で僕が意識しているのは二つ。
1つ目は受容。
とにかく相手のいう話をそのまま繰り返してあげる。
きちんと話を聞くことで、こちらの話も通るようになる。
2つ目は意外性。
相手が予想している斜め上の話をするようにする。
そうすると頑なだった心に綻びが見え、信頼のきっかけを作れる。
いずれにせよ、共通しているのは精神面を整えれば、
勉強はするようになるし、成績も上がるということ。
例えば
「勉強に意味なんてあるの?」
なんて定番の質問が来れば、
「そんなのないよ」と即答してみる。
そこで「え?」となればペースはこちらのもの。
改めて勉強のメリットを伝える。
「勉強した分だけ自分の可能性が広がる」とか。
「勉強しなかったら電気もつかない」とか。
「分かった瞬間を作れればそもそも楽しい」とか。
相手の聞く姿勢が整っているからちゃんと伝わる。
こういった部分を小学生に説く時に、
「夏期講習」という期間が大きな役割を果たしていたわけだ。
いつも以上に長い時間を使えるからこそメンタルが育つ。
今年は難しいだろうけど、早稲アカの合宿とかはその代表だと思う。
だから小手先のテクニックや知識だけをいつも通り教える塾だと、
多分思っているように成績は上がっていかない。
ちゃんと一人ひとりを見極めていくことが大事。
明日も生徒に本気でぶつかろう。
ありがとうございました。