「アメリカ大統領選挙」×「副将が組織のカギ」×「塾選びで大事なこと」
11月も1週目があっという間に終了。
世界の大きな動きに目を向ければ、
「アメリカ大統領選挙」でバイデン氏が勝利確実との報道があり、
トランプ氏はゴルフに出かけたとの報道。
これからの経済や国際関係がどうなっていくのか、
お互いに持っている背景が色々まずかったりもするみたいなので、
そもそもこのまま終わるのかも含めて、まだまだ目は離せない日々が続きそう…。
一つ大丈夫かな?と言う不安と共に、
すごいなぁと思うのはバイデン氏の年齢。
現在77歳で4年後には81歳。
アメリカをまとめるってとても大変なことだと思うのに、
それでも「やりたい」と思えるのはすごい。
そう言う気力というか意欲というかは見習う部分が多いのかな…。
ただそれでいいの?と思う部分ももちろんある。
何というか「引っ張る人」には頭の回転だったり、人の使い方だったり、
健康度合いだったり色々な条件が必要になってくるはず。
「他の適任者がいない」というこの現状をどう捉えるべきなのだろうか。
これはアメリカに限った話ではないけれど。
何か見失っているものがある気がする。
そんな話から今日思ったことが一つ。
「組織のカギは副将が握る」
これは「幽遊白書」の蔵馬というキャラクターのセリフなのだけど、
バイデン氏にしろ、トランプ氏にしろ、
どちらも得意分野もあれば苦手分野もあるわけで、
副将の動きがどうなるかで国の動きも大きく変わる部分はあると思う。
さてこの観点から「塾」について、色々考えてみたい。
塾の各校舎のトップは「塾長」あるいは「校長」だ。
もちろんその上にエリアマネージャーやブロック長、社長・・・と、
会社全体で考えたらもっと上の存在はいるけれど、
同じ会社の中でも、各校舎にいる先生によって雰囲気はまるで違う。
これは例え最大手であっても程度の差はあれ、一緒。
そう考えれば実際に自分の子どもを見てくれる、
あるいは一番の責任を持って見てくれるのは「塾長・校長」となる。
その年々の生徒動員数(在籍数・入塾/退塾数など)・校舎の口コミや評価・入試実績等、
人数に関するノルマや電話がけのノルマ、必達の数値などがある。
どれだけ達成できるかで、自身の待遇や昇進、ボーナス等にも大きく関わるので皆必死だ。
これ自体は「塾」がサービス業であり、営利企業である以上、
避けては通れない道だと思う。
生徒を伸ばすことだけを考えられないことは嫌だけど、
そういう側面を持っていることは理解して日々頑張らないといけない。
例えばだけど、
「生徒のため」を突き詰めるだけで、回り回ってノルマが達成できていることもある。
だからそこまで悲観せず自分の意思を突き通すことも出来なくはない。
とても難しいことだけど。
「塾長・校長」はこの側面を理解しているはずだから、
少しでもよく見せようとするし、不安を煽ったりもするし、
自校舎の話や入塾までの持っていき方にだって当然慣れている。
「塾長や校長がいい人そうだったからその塾に入る」は少し危険。
その人だけがきちんとした話ができて、他の先生は今ひとつという場合も多い。
「塾長や校長」が授業に入るかも謎だし、
全ての生徒に関わってくれるかどうかも謎だ。
この辺りは面談でしっかり聞くべき内容となると思う。
さてだからこそ意識すべきなのが「副将」の存在だ。
要するに「塾長や校長」ではない2番手の先生。
その先生の動き方だったり、
頭の回転の速さや雰囲気だったり、
自分の子どもをどんな風に見てくれているかだったり、
そして何より「塾長や校長」との連携がしっかり取れているかどうかを見る。
話した内容がきちんと伝わっていて、
その先生が言うことに言っている内容に整合性はあるか?
仮に「塾長や校長」の話だけで不安になった時に、
すぐに相談できる「副将」の存在がいるかどうかはとても大きい。
ちょっとした相談ができる環境かどうかで、
日々の不安が取り除かれ、それが自分の子どもの「安心した勉強」につながる。
出来ることなら営利面ではない部分から、
あるいは「塾長や校長」と違った視点からきちんと見てくれる「副将」のいる塾が、
どんどん増えていけばいいと思う。
全部同じ意見だとしたら、もうそれはいる意味がない。
「塾長や校長」の意見を蔑ろにせず、
「別角度からの意見」を言ってくれる先生がいて、
その話に納得がいく塾に出会えたのなら幸せだと思うし、
塾側としてはそういう配慮ができるようにしていかないといけないと思う。
僕自身も自分の意見をきちんと持ちつつ、
生徒のために言うべきことを言える先生であり続けたいと思う。
明日も頑張ろう。
ありがとうございました。