『塾の現実と嬉しい瞬間』×『テスト結果の褒め方』×『詩と敬語の勉強』
今日は以前書いた通り塾の「リアル」について。
実際に僕自身がその日にやったことなどを書いていこうと思います。
※こちらを書いていくときはタイトルを『』で囲う予定。
まずは15日がテスト。
いわゆる月例テストのようなもので、
回数が決められていてその内容がきちんと頭に入っているかを確認するもの。
受験塾に通っているならまずはこういうテストで結果を残せるかは大切。
一人ひとりの自信にもつながるし、
テスト結果から何を思うかが大事。
4、5年生については、
この「範囲の決まったテスト」への対応をしっかりすることが最初の目標。
その積み重ねがしっかりすれば入試合格ヘと近付いていく。
だからまぁテストが終わった後にいろんな話をした。
4年生。
結果はまずまず。
国語は全体的に春先から比べて15〜20点くらい上がった感じ。
社会は前回はボロボロだったものの50点満点で10点以上良くなった。
とりあえず指導方針はあってそう、とこちらも確認できたので一言。
「国語は漢字と知識での点数が安定したから、『悪い』のレベルが上がったね。
後は前より読めるようになったけど、まだまだ読んでる量が足りないから次回頑張ろう」
「社会は前回より努力したのは伝わってきた。時間もうまく使えたね。
だけどカタカナや漢字のミスが多いからきちんと見直しをしよう」
ざっくり話した内容はこんな感じ。
個人的に思うのは3つ。
1つは良い部分は素直に褒めること。
もう1つは具体的に褒めること。
最後は余地を残すこと。
この辺りを意識しつついつも話をするようにしている。
普段褒めることをあんまりしないので、
よほど嬉しかったのか今日は生徒のテンションが凄く高かった。
そのまま詩と敬語の授業+米づくりの授業。
詩については、
「口語詩・文語詩」×「自由詩・定型詩・散文詩」の組み合わせを知っておくのと、
表現技法をきっちりチェックしておく。
これだけでだいぶ点数が変わる。
敬語については、
初めて触れる部分なので難しいことは教えない。
尊敬語は相手の動作について、相手を上げる。
謙譲語は自分の動作について、自分を下げる。
これを絵を描いて説明。
最後にご飯を食べる時の「いただきます」で説明。
「何となく」わかった表情をしていたのでひとまずOK。後は来週確認するのみ。
米づくりはまぁいろんな話をしながら、
「品種改良」の大切さと米づくりについてのイメージを深めた。
4年生のうちはイメージをどれだけ持てるかだと思う。
とにかく楽しく、でも結果に拘らせる。
これを根付かせたい。
5年生。
今回の結果は悪かった。
詳しくはまた金曜の授業後に書ければと思うが、
自分から相談にきた生徒がクラスの3分の1くらい。
これは良い傾向。
今回のテストがよくなかった部分を何とかするのにどうすればいい?という相談。
この姿勢がとても大事。
個人的にはどんどん先生に聞きにいくべきだと思う。
その生徒によってアドバイスの仕方は変わってくるけど、
僕の方で話す基本方針は、
「何がダメか気付かせる」+次への提案を「生徒目線で考え話す」
上から目線の先生も、
出来ないのを生徒のせいにする先生も、僕は違うと思う。
寄り添って、同じ目線で一緒に考えてこそだと思う。
何だろう、一緒にマラソンを走るコーチ的な感じがいいのかなと。
嬉しかったのは、
「ちゃんとがんばる気はあるの?」という僕の質問に、
恥ずかしかったのかちょっと笑いながらだったけど、
力強い目で「あるから一緒に考えて」と即答してくれたこと。
この期待に応えられてこそ塾の先生なのだと思う。
さて明日からは今までのものとは別に、
個別の課題を作らないといけないから大変だ笑
まぁ生徒が頑張る気持ちになってくれているのだから、
僕もやるしかない。
一緒に覚悟して頑張ろう。
ありがとうございました。